[2003.11.30]
  03年12月的Winnyの使い方


 ▼ACCS、Winnyユーザー逮捕への経緯詳細を説明(Impress INTERNET Watch)
  http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/11/28/1298.html


 わたしは別にWinnyを保護したいわけぢゃない。『ネット上での自由な情報の流通は絶対なくならない』。云うべきことは,それだけだ。

quote:ACCS(コンピュータ著作権協会)は,Winnyユーザーが逮捕された経緯を説明した。だが詳細な方法については,操作の関係上コメントできないとしている。

 ともかく,説明しているACCSの人も記事を書いている記者もかもしれないが,Winnyを理解していないようで要領を得ない記事になっている。捕まった容疑者がどのようにWinnyを使っていたのかがわからないので不明な点が多いけれど,Winnyの暗号が破られた,Winnyを使っている人の身元は筒抜けだ,としてWinnyを非難したり使うのを止めるのはまったく間違っている(身元が筒抜けになりえるのはSafenyなどのツールからわかっている)。Winnyの長所はそこではなく,その長所はいまでも有効だ。

 Winnyでは,ファイルの持ち主とダウンロードする人との間に中継者が入ることがある(入らないこともある)。中継者の元には,中継したファイルがキャッシュとして残る(普通にダウンロードした人のところでもキャッシュとしてそのファイルは残る)。このキャッシュは暗号化されており,通常はなんのファイルか,中継者が知ることはない。警察が容疑者宅に押し掛けてパソコンを押収したときに,そのパソコンの公開フォルダが空で,キャッシュフォルダにあれこれファイルがあるだけだとしたら,罪を問うことはできない。中継者は意図的に違法となるファイルをダウンロードもしていないし,公開もしていないからだ(ということにしといてね)。もしキャッシュ保持が罪となるのであれば,街を歩いている人のバッグに知らないうちに拳銃を入れ,それを銃刀法違反で逮捕するようなものだ。ファイルをダウンロードした人は,そのファイルをキャッシュとして保持しておくように(公開フォルダにあるファイルは検索で表示させて,右クリックで「変換」を選んで完全キャッシュにする。公開フォルダのファイルは削除)。それでなんの問題もない,ね,すごそうな技術をふかしまくってる警察屋のみなさん?


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